手作りの梅ジュースに泡やカビでも飲める?失敗の原因は?


今年初めて梅ジュースを作るという人で、梅のシロップが出来上がっていく過程を見たことがない人にとっては、「手作り梅ジュースは簡単に出来る!」といっても不安に思うことも多いものです。 そこで梅ジュースが出来上がっていく過程で、よくあるトラブルやこれって大丈夫と気になる「白い泡」や「白カビ」についてまとめました。

手作りの梅ジュースに白い泡がでたら…原因と対処方法は?

手作り梅ジュースのビンの中に白い泡が出てくる原因は?

梅ジュースを手作りする場合、暫くすると容器の中に白い泡が出る場合があります。 その原因は梅と一緒に入れた砂糖の解けが悪く、発酵してしまったのが原因と考えられます。 白い泡が出てしまい慌ててしまいそうですが、梅ジュースを作る過程で発酵することはよくありますので、多少泡がでる程度なら心配ありません。

手作り梅ジュースの白い泡の対処方法!

白い泡が出てしまった時の対処方法としては、作り始めてから10日以上たっている場合と作ってすぐの場合とで少し違います。
  

作り始めてから10日以上たっている場合なら…

①梅の実を取り出す。
② 梅のシロップ液だけをホーロー鍋に移して、アクを取りながら弱火で煮ます。
③火を止め、冷めてから保存ビンに入れて冷蔵庫で保管します。 梅の実は、ジャムなどに使いましょう。

作り始め~10日未満の場合なら…

上の、①~③までの過程は同じです。違うことは、梅シロップ液が冷めたら、取り除いておいた梅の実と一緒にまた元のビンに戻して再度漬け込みます。

梅ジュースにカビが生えても飲める?原因と対処方法は?

梅ジュースを作っている過程で、蓋を開けてみると、目にも鼻にツーンとくる感じがする場合があります。 よく見ると白カビが…なんてことも。 「梅の白カビは梅の天然酵母なので大丈夫!」なんていうことも聞きますが、梅ジュースにカビが生えても本当に飲めるの?と心配になりますよね。 白カビが生える原因は複数考えられますが、代表的な原因を見ていきましょう。

梅ジュースの白カビが生える主な原因

・保存容器の消毒を充分行っていなかった。 ・梅を洗った後に水分をしっかり拭き取らなかった。 ・中身をかき混ぜず放置した為、梅の表面が長期間露出してしまった。 ・梅の実自体が良くなかった。 などです。

梅ジュースに白カビが生えた時の対処方法

白カビが生えていた時の対処法としては、漬けてから10日ぐらい経っていて、エキスが充分抽出されているようであれば、梅の実を取り除いて、梅のシロップ液のみを加熱殺菌すれば大抵は大丈夫です。 加熱殺菌後、しっかり冷ましてから冷蔵庫などで保存しましょう。

しかし、もし、 梅の実を漬けて間もない、梅の実からエキスを摘出できていない状態の場合は残念ながら復活は厳しいかもしれません。 中には、わざと白カビを生やすという方もいるようですが、初めてつくるような素人の場合はちょっと難しいかもしれませんね。 その場合は、今後の経験の為に色々試してみてもいいかもしれないですね。

手作り梅ジュースの「よくある」失敗の原因は?

梅ジュースを作る過程で失敗するその他の原因もあげておきましょう。 

よくある失敗は、「砂糖がビンの底に沈んで溶けていないこと!」 その場合の対処方法は、 根気よくエキスが出てくるまで毎日マメにビンをゆすってかき混ぜていきましょう。

また、 梅の実に白カビが生えてしまう原因のところでも少し触れましたが、 「梅の実自体に失敗の原因がある」場合もあります。

使った梅の実が未熟すぎる場合、果肉からエキスが出る量が少ないので、砂糖が溶けないということもあります。 その場合の対処方法は、 作り始めて10日ほど経っているのなら、「白い泡が出た時の対処方法」と同じように、梅の実だけを取り除き、ホーロー鍋に、砂糖の溶けきれなかった梅のジュース液のみを弱火にかけて加熱すると上手く溶けます。

まとめ

梅ジュースを作る方の多くが一度は経験する失敗の原因と対処方法についてお伝えしました。ただし、ご紹介した原因と対処方法はあくまでも一般論なので、 くれぐれも自己責任でお願いいたしますね。ぜひ、参考にしてみて、美味しい梅ジュース(梅シロップ)を楽しんで下さいね。

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