三菱UFJで高校生が口座開設に必要なものは?本人以外の代理人はOK?


高校生になるとアルバイトを始めるという方や親元を離れて寮に入るというような方もいるでしょう。そこで、給料振込や生活費の管理に必要になってくるのが銀行口座です。 今回は、三菱UFJ銀行で高校生が自分の銀行口座を初めて開設する場合に口座開設の方法や必要書類、自分以外の代理人による申請が可能か?などについてお伝えします。

三菱UFJで高校生が口座開設するには…?


ほとんどの銀行では、基本的に1銀行に対して「1人に1口座」のみ作ることが許されています。当然、高校生であっても、銀行が指定した身分証明ができる書類があれば新規口座を開設することが可能です。

 三菱UFJ銀行で新規に口座を開設する場合、口座の名義人となる人物が「15歳未満」であるか、「15歳以上であるか」で申請の仕方が変わります。 

口座の名義人が「15歳以上」の場合は、「本人による申請」でなければ口座を開設することが出来ません。そのため、高校生が三菱UFJ銀行で新規口座を開設する場合は、口座を作る高校生本人が自分で申請する必要があります。 

 もちろん、書類は本人の直筆でなければいけません。ちなみに、口座の名義人が「15歳未満」の場合は、保護者が代理で口座開設することが可能です。

  三菱UFJで高校生が口座開設する方法は大きく分けると3つの方法があります。

1.「窓口」
即日、新規口座を開設したいなら・・・ 
新規口座を開設したい高校生本人が必要なものを持参し直接、三菱UFJ銀行の窓口に出向き手続きを取る方法です。保護者の同席は必要ありません。
 ただし、キャッシュカードやデビット機能付きの申し込みをした場合は、後日、郵送されてきます。(口座自体はその日から使えます。) 


2.「テレビ窓口」

「運転免許証」か「パスポート」など特定の公的証明書類を持っているなら・・・ 「テレビ窓口」の機械は、ATMコーナーの一角に置いてあることが多いです。テレビ窓口を利用しての口座開設なら、15:00までで閉まってしまう銀行窓口と違い、口座開設ができる時間が、平日なら9:00~18:00まで土曜、日祝でも、10:00~18:00までの時間帯で利用できますので、学校やクラブ活動などで忙しい学生さんにはピッタリです。 ただし、15歳以上であること、申請は必ず本人が行わなければいけないことと、身分を証明するための必要書類が、基本的には、証明写真付きの公的に認められた証明書である「運転免許証」「パスポート」「在留カード」「特別永住者証明書」のみになります。 「運転免許証」「パスポート」「在留カード」「特別永住者証明書」以外の書類では、基本的には「テレビ窓口」のみでの受付はできないので、それらの証明書以外で申請する場合は、結局、窓口が空いている時間にその他の証明書類を確認してもらう必要があります。 テレビ窓口をさがす 

3.「郵送」

時間がかかってもいいなら・・・ 忙しくて店舗に出向く時間がない人や実店舗が遠くて行きにくい人などで、口座開設に急を要していないなら郵送での申請も可能です。

ただし、郵送での申請の場合は、手続きに2~3週間程度はかかります。キャッシュカードを申請した場合はそこから更にキャッシュカードが郵送されてくるまでの時間がかかるので、急いでいる場合には向いていません。 

更に、送られてきたキャッシュカードを受け取ることができないような状況下では、もし受け取れなかったような場合には、口座が締結してしまう場合もありますので注意が必要です。
 

UFJ銀行の口座開設に必要なものは?


三菱UFJで高校生が口座開設に必要なもの…「窓口」の場合!

 ・届出用の印鑑(シャチハタ不可!) ・本人確認のための身分証明書類 ・口座開設の際、最初に入金するお金 (1円以上であればOK)(推奨は1000円程度) 店頭で原本を直接提示することで本人確認ができる書類とそれだけでは証明書類としては不十分なため、補足の書類がいる証明書もあります。

また、新規口座開設申請後に送られてくるキャッシュカード等を郵送し到着したことを確認することによって本人確認ができる書類もあります。 例えば、(保険証+公共料金の領収証)など 補足の書類の中には、住所記載の本人名義の公共料金明細書などが必要な場合があります。


しかし、学生が一人暮らしでもしていない限り領収書は親の名前が書いていますので家族と同居している学生の場合は困ってしまいますよね。 そんな場合は、別の証明書類でそれ1つあれば口座開設できるものもありますし、郵送の場合で、「口座を開設する名義人の名字(子の苗字)」と「公共料金明細書に記載されている名字(親の苗字)」が同じであればその資料が有効になる場合もあります。 但し、どの方法で申し込むかによって、必要になる書類の条件が変わってきますので注意が必要です。

以下に本人確認に必要な書類を記載していますので参考にしてみて下さい。それ「1つのみで口座開設可能な証明書」と「2つの組み合わせが必要な証明書」とあり、また、窓口の場合と郵送の場合でかなり違いますので必ず事前に確認しておきましょう。 せっかく行ったのに、書類不足でその日に口座を作れなかったなんてことにならないように、念のため、口座開設に行く前に三菱東京UFJのコールセンターか、口座開設をする実店舗に電話などで確認しておくと安心です。

*公立高校生と私立高校生で、公的証明書類としての「学生証」の取り扱いについて違いがあるので補足致します。
学生の身分証明に学生証を使いたい場合、注意点があります。 ・公立高校の場合 ・・・写真付きで、氏名・年齢・住所が記載の学生証があれば、基本的には「学生証のみで口座開設可能」です。

 *補足 (公立高校の場合でも学生証が証明にならない場合もあるようです。) 公立高校に通われている方で、学生証と保険証にて申請に伺ったところ、下記のような理由で申請できなかったとのお声を頂きました。

「官公庁発行の学生証(私立学校等を除く)のみ扱えるそうで、独立行政法人の学生証(国公立大学等)は本人確認書類として扱えないそうです。」

・私立高校の場合 ・・・コールセンターに確認したところ、残念ながら現時点では、私立高校の学生証が公的書類としても、補足の証明書としても、認められないとのことでした。

 *私立高校生の場合は、他の証明書を用意すれば口座開設できます。条件によって必要書類が変わりますので、以下の「店頭で証明書の原本を直接提示することで本人確認になる書類」などを参考にしてみてください。

     申請に行かれる前には、念のため、口座開設予定店舗にご自身が持って行かれる予定の必要書類が有効かどうか確認の上、店舗に行かれることをおすすめします。

店頭で証明書の原本を直接提示することで本人確認になる書類

・運転免許証 ・運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの) ・パスポート ・住民基本台帳カード(顔写真入り) ・個人番号カード ・各種福祉手帳 ・各種健康保険証 (学生証、キャッシュカード、クレジットカード等補足資料必要) ・身体障害者手帳 ・在留カード・特別永住者証明書 ・印鑑登録証明書(当該実印をお取引に使用する場合) ・官公庁から発行・発給された書類(顔写真入り)

「店頭での証明書確認」+「キャッシュカード等を郵送し到着したことを確認すること」によって本人確認になる書類

・住民票の写し(コピーではありません) ・個人番号、住民票コードの記載がないもの ・住民票の記載事項証明書 ・印鑑登録証明書 ・戸籍謄本・抄本(戸籍の附票の写の添付があるもの) ・官公庁から発行・発給された書類(顔写真なし) (マイナンバー制度の「通知カード」は本人確認書類にはなりません。)


三菱UFJで高校生が口座開設に必要なもの…「テレビ窓口」の場合!


届出用の印鑑 (シャチハタ不可!) ・身分証明書 「運転免許証」「パスポート」「在留カード」「特別永住者証明書」のいずれかのみ
 

三菱UFJで高校生が口座開設に必要なもの…「郵送」の場合!

(確認資料の送付に加え、通帳・キャッシュカードを転送不要扱いで郵送し、到着したことを確認することによって本人確認が成立します。) ・届出用の印鑑(シャチハタ不可!) ・身分証明書(下記のいずれか)
住民票の写し(コピーではありません。個人番号、住民票コードの記載がないもの) 住民票記載事項証明書 (個人番号、住民票コードの記載がないもの) 印鑑証明書
もしくは、  以下のA+Bのセット (A、Bどちらも必要です)
A 名前、住所が記載された以下のいずれかの公共料金請求書または領収書)の原本 電気 電話(携帯電話も可) ガス 水道 NHK 家族名義のものでも、苗字が同じなら有効です。

B 以下のいずれかのコピー(有効期間内のもの)運転免許証  (現住所記載の、もの、裏面に記載の場合は裏面もコピー) 住民基本台帳カード (顔写真入り・名前・現住・生年月日が記載のもの) 個人番号カード (顔写真のある表面のみのコピーが必要) 各種健康保険証 (カード方式の保険証の場合は住所記載箇所のコピーも必要) パスポート (顔写真のページと住所記載ページが必要) 各種福祉手帳  (現住所記載のあるもの)

UFJ銀行の口座開設で本人以外の代理人はOK?

UFJ銀行で口座開設をする場合、「本人以外の代理人が代わりに手続きを取ることができるのか?」という質問すれば、「原則的には「本人」に直接来てもらいたい。」と答えるでしょう。 しかし、なんらかの理由で本人が窓口に行くことが難しい場合、銀行側が例外を認めれば、本人以外の代理人が代わりに手続きを取ることができ、高校生の場合なら、保護者が代理で申請することが出来る場合があります。 しかしながら、原則は「本人による申請」ですので、親が子供の代わりに申請する場合は、少し手間がかかります。(代理人の場合は、行ってその場で口座開設は出来ません。)

本人以外の保護者が、UFJ銀行の口座開設を代理で手続きする場合の手順

① まずお近くのUFJ銀行の「新規口座開設相談窓口」にて代理で口座開設したい旨を伝える。代理人の身分証明の提示や本人が来られない理由の聞き取りなどで、銀行側が認めた場合は、口座開設用紙の書き方などの説明があり、口座開設の申し込み用紙をもらうことができます。この時、VISAデビットの申し込みも同時に出来ますので、VISAデビットを申し込みたい方は、担当の方に申し出て説明を聞いて下さい。

② もらった申込み用紙は、必ず本人が記入しないといけないので、いったん持って帰り、口座名義人本人が直筆で記入した申込み用紙と、身分証明書などの必要書類を持参し、代理人が再び、UFJの店舗窓口に持って行きます。念のため、届け出印も持って行きましょう。

まとめ

三菱UFJで高校生が口座開設に必要なものと、本人以外の保護者が代理で申請する場合などについてお伝えしました。

詐欺やネット犯罪が横行している現在では、架空の口座により詐欺の被害を防ぐためにも、銀行側はすごくシビアになっています。1人1口座のみ開設可能であることと、余程の事情があり開設する支店窓口にて考慮されれば別ですが、基本的には、自宅の近くの窓口での開設が原則となっています。 

三菱UFJ銀行の社内基準はしっかりしているでしょうから、どこの店舗でも共通だとは思いますが、店舗ごとの判断や担当者の対応などによる「人の判断の違い」によって「本人以外の代理申請はできません!」という場合があるかもしれません。 心配な方は、二度足を踏まないためにも、店舗に行かれる前に一度、電話で確かめておくと安心です。 

こちらで紹介させて頂いた情報は、一般的な情報であり、窓口やサービスセンターに問い合わせて伺った情報ですが、場合によっては、必ずしも100%そうであるとは言えません。 時間の経過とともに変更がある場合や情報の違いなども十分ありますので「参考までに」ということでご了承くださいね。

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